トークセンセラピストの木槌療法日和

タイ古式マッサージの木槌療法トークセンについて記します。

トークセン・木槌療法の解説

トークセン(木槌療法)とは?

トークセン(木槌療法)は、タイ伝統医療の一つで、木槌と専用の木杭を使って筋肉や骨格系に振動を与えることで、身体の調整やリラクゼーションを促す手法です。
トークセンの打撃によって、身体に沿って走るエネルギーラインに沿って振動が伝わります。この振動によって、筋肉や骨格系の緊張が解消され、身体の調整やリラクゼーションが促されると考えられています。

具体的には、身体の緊張やコリ、ストレス、疲れ、不眠などに効果があるとされています。また、身体の調整やリラクゼーションだけでなく、身体の自己治癒力を高める効果も期待できます。

トークセンは、タイの一部の地域で伝統的に行われてきた手法ですが、近年では世界中に広がりつつあります。ただし、施術者によって技術の差があるため、安全性に注意が必要です。また、医療目的での使用には注意が必要であり、医療施設での治療の代替手段として使用することは推奨されません。

ウオルナットのトークセン

トークセンの道具について

トークセンは、木槌(コーン)と専用の木杭(リム)を使って施術を行います。施術者は、木槌と木杭を使って、身体の筋肉や骨格系にリズミカルな打撃を与えます。
木槌と木杭には、伝統的にタマリンドというマメ科の木が使用されてきたようですが、タイの市場ではマカウッドやインディアンローレルが主流のようです。
ちなみにマカウッドは、タイ語ではマカモン。タマリンドはマカームです。素材の表記ではマカの木と書かれている事もあるので、同じマメ科の木で混同している可能性があります。

また、雷に打たれたタマリンドが最高級の様に扱われているようですが、迷信と捉えている人も多いようです。


メオ先生モデルは、花梨や紫檀という高級素材を使用しています。

日本製のトークセンでは、
・樫や欅などの日本の道具用の木材として広く使われている木。
・メイプルやタモなど、野球のバットとして使われている反発の強い木。
・ウリンやイタウバなど、ウッドデッキとして使用されている丈夫な木。
・本花梨や黒檀などの超高級な木。等々。
バリエーションが豊富で仕上がりも非常に美しいトークセンが揃っています。

木杭(リム)は用途によって様々な形状があり、
基本の点打ちリムライン打ちリムに加えて、ダンベル型の両面打ちリムガーム(Y字型の2点打ちリム)などもあります。


これにより少ない技術や労力で効果を出せます。

トークセンは痛くないの?肩こりは治るの?

トークセンはツボ押し棒のような物を当てて叩くという見た目が強烈なので、痛そうに見えますが、実際は振動でほぐすという感じなので、痛く感じるほど強く叩いたりはしません。

肩こりや腰痛が治るのか?という点ですが、トークセンだけで治るかというと難しいです。細かい筋肉も振動でほぐせますが、指圧やマッサージの方が捉えやすいので使い分けが重要です。